もうカラー配色で迷わない。知ってて役立つカマイユ・フォカマイユ配色
インテリアでおしゃれに見える空間を目指すには、カラーコーディネートの基本 「カマイユ・フォカマイユ配色」を知っておくといいでしょう。
実はこの二つ、配色デザインではよく取り入れられていて、ソファやチェア・クッション選びの際に活用することで、失敗のない洗練された統一感のあるコーディネートが作れます。
今回は、ENENのソファやチェア・クッションでコーディネートした「カマイユ・フォカマイユ配色」事例をいくつかご紹介します。
「カマイユ」「フォカマイユ」配色の特徴
カマイユ配色の特徴
カマイユとは、フランス語で、「単一の」という意味です。遠くから見ると、上記カラーの組み合わせのような、 ほぼ同じ色に見える変化がない色の組み合わせの事をカマイユ配色といいます。
例えは、こちらの写真は、ソファの濃いピンクの色相(赤、黄、緑などの色味のこと)を基準に、サーモンレッド のクッションを合わせています。ソファとクッションをピンクの濃淡でコーディネートしているカマイユ配色ですが、この組み合わせを取り入れると、色の統一感が生まれ、空間に落ち着きと上品な印象を与えることができます。
フォカマイユ配色の特徴
フォとは、フランス語で、「偽りの」という意味です。上記カラーの組み合わせのような カマイユ配色よりも少しだけ色相に変化をつけた配色をフォカマイユ配色といいます。
例えば写真のKUUM Chair kinoco - Blue x Violet x Black Steel Frame / クーム チェア キノコは、バイオレットの座面とブルーの背面の組み合わせでできているバイカラーチェアです。このぐらいの色相の変化をフォカマイユ配色といい、このチェアを空間に置いただけでも、色に変化や動きが加わり、色を楽しむ空間が作れます。
ダイニングテーブルやリビングテーブルを選ぶときに、木部の色を揃え、カマイユ配色で統一感をだすと控えめでナチュラルな印象を作れます。
例えば写真のように、床のオークに合わせたオークのダイニングテーブル&チェアを選ぶことで、温かみのある空間になります。差し色を使わず、天然木の突板など、素材感を全面に出したウッドテイストは、自然の質感が感じられ、落ち着いた印象のある空間を作ることができます。
クッションカバーをフォカマイユ配色で遊んでみる
カジュアルな印象を作りたいなら、シンプルな白のソファに、フォカマイユ配色を意識したクッション選びをしてみましょう。例えば写真のように、グリーンと薄いブルーのクッションを選び、フォカマイユ配色でコーディネートすると、色に変化や動きのある空間になります。
アクセントになるクッションは、その日の気分で裏と表を変えることできます。深みのあるブルーと同じトーンのダークなグリーンのフォカマイユ配色も素敵です。
カマイユ・フォカマイユ配色のコーディネートはいかがでしょうか?
それぞれの特徴や、配色の考え方を知り、ソファやクッションのコーディネートに活用したり、リビング全体のコーディネートに活用したりすることでおしゃれな空間を手に入れましょう。