その数センチが暮らしを変える。テーブルとチェアの高さバランス

毎日の暮らしの中で、テーブルとチェアの高さが合っていないと、思っている以上に体に負担がかかります。

心地よく食事や作業ができるかどうかは、わずかな高さの違いで大きく変わるもの。

今回は「丁度いい高さバランス」の考え方と、選び方のポイントをご紹介します。

  快適さを決める、テーブルとチェアの高さバランス

なんだか落ち着かない、すぐに立ちたくなる。そんなときは、テーブルとチェアの高さが合っていないのかもしれません。

ほんの数センチの違いでも、姿勢や座り心地に影響が出てきます。毎日の心地よさのために、高さのバランスを少し見直してみませんか?

座ったときに感じる心地よさの理由

椅子に腰かけたとき、「なんだかしっくりくる」と感じることはありませんか?

それは、座面の高さと体とのバランスが自然に合っているからです。さらに、テーブルの高さとチェアとのバランスが取れていると、より快適に過ごすことができます。

たとえば、板座のチェアは沈み込みがなく、座ったときの高さが安定しやすいのが特徴です。足裏が床につくと体が安定し、リラックスした姿勢を保ちやすくなります。小さなバランスの積み重ねが、日々の暮らしをより快適にしてくれます。

“丁度いい高さ”を考えるときの目安

座ったときの心地よさは感覚的なものですが、そこには数値的な目安も存在します。

そのひとつが「差尺(さじゃく)」と呼ばれる考え方です。

差尺とは、テーブルの天板までの高さから、椅子の座面の高さを引いた数値のこと。一般的には、差尺が27〜30cmの範囲におさまっていると、無理のない姿勢を保ちやすいとされています。

たとえば、ENENのダイニングテーブルは、高さが73.6cm。


このテーブルに合わせる場合は、チェアの座面が43〜47cm程度だと、自然な姿勢で座りやすくなります。もちろん、実際の座り心地は座面の素材や体格によっても変わってきます。目安を参考にしながら、自分に合ったバランスを見つけていくことが大切です。

素材や工夫で、お好みの高さに近づける

同じ座面高でも、座ったときの感覚は素材によって異なります。
ファブリックなどクッション性のある素材は、座ると少し沈み込みがあり、体へのあたりもやわらかく感じられます。

一方、沈み込みの少ない素材は、座面高の体感がそのまま伝わりやすいのが特徴です。この写真のように、クッションを使うことで座面の高さを簡単に調整することもできます。

ENENのチェアは、クッションをプラスすることで高さの調整がしやすく、体格や使い方に合わせたアレンジが可能です。

 目的に合わせて、高さを選ぶ

テーブルとチェアの高さバランス は、使う人の体格だけでなく、ライフスタイルによっても心地よさが変わってきます。

食事をする、仕事をするなど、使い方によって“丁度いい”と感じる高さはさまざまです。

日々の過ごし方に合った高さを選ぶことで、暮らしの快適さはぐっと高まります。

一緒に囲むテーブルでも、それぞれに“丁度いい”高さがあります

同じダイニングテーブルを囲んでいても、座る場所によって感じる高さや心地よさは少しずつ異なります。

下の写真のように、チェアとベンチを組み合わせることで、使い方や座る人に合わせた自由な過ごし方が生まれます。

動きやすいベンチは、お子さまとの食事や来客時にも便利。クッション性のあるチェアは、長時間の食事や会話をよりリラックスして楽しめます。

それぞれの座り心地が異なるからこそ、“丁度いい”バランスが見つかるのです。ENENの家具は、こうした違いを楽しむスタイルにも寄り添います。

大切なのは、その場にいる人が心地よく過ごせること。ぜひあなたの暮らしに合った組み合わせを、探してみてください。

座る人に合わせて、心地よさを選ぶ

テーブルとチェアの高さの感じ方は、人によって少しずつ異なります。

背の高さや座り方のクセ、座面の素材によっても、座ったときの心地よさには違いが出てきます。ENENのチェアは、同じデザインで異なる座り心地の座面を選べる点も特長の一つです。  

見た目はそろえつつ、使う人それぞれに合ったバランスに調整しやすいのが魅力です。家族それぞれがリラックスして過ごせるように、細やかな工夫が散りばめられています。

テーブルとチェアの高さは、ほんの数センチ違うだけでも、毎日の心地よさに影響を与えます。

自分や家族にとって使いやすいと感じられるバランスを見つけることが、快適な暮らしへの第一歩です。

ENENの家具と一緒に、自分らしい過ごし方にぴったりの高さを探してみてはいかがでしょうか。

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