“お部屋を広く見せたい” これはコンパクトルーム に住む多くの人が抱える悩みです。家具を減らす、物を隠すといった工夫は一般的ですが、それだけでは限界があります。実は、プロの視点から見ると、「広さの印象」を大きく左右する要素は、家具や色のバランスにあります。
コンパクトルームを“広く見せる”プロの視点
同じ6畳でも、家具の高さや色、配置しだいで、圧迫感のあるお部屋にも、ゆとりある空間にも変わります。大切なのは、お部屋を“広くする”ことではなく、“広く見せる”ための計算。今回は、プロが実際の現場で意識している視点から、コンパクトルームを“広く見せる”具体的な方法をご紹介します。
1、明るい色で“奥行き”をつくる
壁や大きな家具は“明るい色”でまとめる
お部屋 を広く見せる基本は「明度の高い色を基調にすること」です。明度とは色の明るさを指し、白に近いほど光を反射しやすくなります。壁やソファを白やライトグレーでまとめると、光の反射によって実際の面積以上に広がりを感じられるのです。明るい色は部屋全体に“余白”を生み、コンパクトな空間でも軽やかさを演出してくれます。
さらに、すべてを明るい色で統一するのではなく、写真のようにクッションやチェアに濃い色を少しだけ加えると効果的です。明暗のコントラストが生まれることで、視線に奥行きが生まれ、空間が立体的に見えるようになります。明度の高い色をベースにしながら、アクセントは小物や張地など限られた部分に取り入れる。そのバランスが、コンパクトなお部屋を広く見せる大切なポイントです。
2、家具の高さとスケール感で広がりをつくる
低めの家具で“天井の高さ”を感じる
部屋の広さを印象づけるのは、床面積だけではありません。家具の高さや奥行きといった「スケール感」─つまり、家具の大きさのバランスが、空間に生まれる余白を大きく左右します。
ソファの座面高は一般的に40cm前後が多いですが、35cmほどの低めソファを選ぶと、座ったときの視線が下がり、天井までの距離を大きく感じられます。たとえば写真のソファは座面高36cmと低めに設計されており、実際に座ってみると想像以上に開放感が生まれます。わずか数センチの違いでも、体感としては圧迫感が減り、実際の広さ以上にゆとりのある空間に感じられるのです。
4、素材と質感で奥行きを演出する
異素材の組み合わせで“軽やかさと安定感”を両立
お部屋を広く見せたいとき、家具の素材選びも重要なポイントになります。たとえば写真のようにガラス天板のテーブルを置くと、光を透過するため視線が奥まで抜け、床面が広く見えます。透明素材ならではの軽やかさが加わり、コンパクトな空間でも圧迫感を感じにくくなるのです。
一方で、ガラスは硬質で冷たい印象を与えやすい素材です。そこで木製フレームを組み合わせることで、自然素材ならではの温かみや柔らかさが加わり、シャープさを中和してバランスが生まれます。透明感のある素材と、温もりのある素材を掛け合わせることで、視覚的に軽やかでありながら安心感のある空間を実現できるのです。
さらに、ソファやカーテンのように柔らかなファブリックを取り入れると、光を反射するガラスや自然な木の質感との対比で、空間に奥行きと温かみが加わります。透ける素材と温もりのある素材を組み合わせることで、コンパクトな部屋でも軽やかで居心地のよい空間に仕上げられるのです。
いかがでしたでしょうか?今回は、プロの視点から、コンパクトルームを広く見せるポイントを4つお伝えしました。ぜひ参考にしてみてください。
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